表札の基本は「沈み彫り」です。そして、沈み彫りは印刀で彫る『薬研彫り』が基本となります。
昔から『薬研彫り』ができない表札屋は二流とされていますが、近年では安価で製作できる機械彫刻やサンドブラストなどの普及により「薬研彫り」をできる職人が少なくなっています。
職人が丹念に研いだ印刀による薬研彫りの陰影・風合いは、機械彫刻では再現できない芸術です。
SQUAREでは材料の選定から一つ一つ丁寧に行い、「一生掲げる表札」だからこそ、印刀一本に魂を込めて「一生懸命」表札をお作りします。
そして、伝統技法で作る表札を後世に伝えて参ります。
基本的に縁起の良い表札とは、縁起の良い材料を使った表札の事を指します。
表札に使用する縁起の良い銘木を一部ご紹介させていただきます。
学名:Taxus cuspidata
冠位十二階で最も高い位階である正一位の人が使用する「笏-シャク-」の材料になっていた為、正一位にちなんで「イチイ」になった説があります。北海道では神前の玉串にも使用されている、とても縁起の良い銘木です。
学名 : Styphnoloblum japonicum
原産国の中国では紀元前1200年前、朝廷の最高位にある三公が
それぞれ三本の槐の木に向かって座ったことから、最高位を象徴する銘木として
非常に縁起の良い木とされていました。 また、中国や古代日本の朝廷で太政大臣にあたる人物の前に必ず植えられていた事から
「出世の木」として大事にされてきました。
神代木は、はるか2500年から2600年も昔、火山の噴火などによって地中に埋められてしまっていた数少ない銘木です。
火山灰だけでなく、川底に何千年も前から埋まっており、道路建設や河川工事などによって掘り起こされることがあります。
本来日の目を見る事がない物が、日の目を見る事になるという奇跡の木材で、縁起が良いとされています。
上記の他にも、「桂」や「檜」など縁起の良い木材を多数取り扱っています。
また、『薬研彫り』は看板や木製の小物などにも施すことができます。
ご希望に合わせて様々な製品を製作致しますのでお気軽にご相談ください。
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